2016年9月18日日曜日

『ズーランダー』、『俺たちニュースキャスター』

最近アメリカのコメディをよく観る。中でも『ズーランダー』と『俺たちニュースキャスター』は本当に死ぬかと思うほど笑った。下手にシリアスだったりアートを目指してる映画よりも余程冒険してるというか、現実離れした映像になってる所がなかなか興味深い。『ズーランダー』だとウォーキング対決や『2001年宇宙の旅』のパロディ。『俺たち~』だと愛について話してたらなぜか「Afternoon Delight」を合唱しだしたり、路地裏で各TV局のキャスター陣が乱闘したり。こういうの観ると元気になるな。そしてどっちにも出てるベン・スティラーとウィル・フェレル、素晴らしい。























2016年9月4日日曜日

酒、酒、酒、『悪名』と田宮二郎

最近とにかく酒を飲んでいる。飲んだら差し障りのあるような時でも、気が付いたら飲んでいる。ECDが『失点・イン・ザ・パーク』で「時間があるとつい飲んでしまう」というようなことを書いていたと思うが、確かにその通りだ。なぜ飲んでしまうかというと簡単なことで、詰まる所は金である。幼少期はよく癇癪を起こす子供で、自分でもそれを悪いことだと自覚していたので年をとる度に我慢することを覚えていったが、よく考えてみるとちゃんとしたストレス解消法というものを生まれてこの方持ったことがない。ようやく覚えた解消法が酒では、これはたまったものではない。豪勢にドーンと大きな買い物でも出来ればストレスも溜まらないのだろうが、そもそもストレスの元が金であるのでどうしようもない。このままではますます酒を飲むだけである。

閑話休題。今日は勝新がブレイクするきっかけとなった映画『悪名』を鑑賞。『座頭市』での目を閉じた勝新のイメージが強すぎるので、目を開けている勝新が新鮮で仕方ない。意外と童顔。この映画は勝新もさることながら、子分役の田宮二郎がとにかく良い。一人だけ別のリズムで芝居をしているようだ。庵野秀明がファンだというのも頷ける。『白い巨塔』や他の作品も見てみようと思う。


2016年9月1日木曜日

アキ・カウリスマキ『愛しのタチアナ』『浮き雲』

久しぶりすぎて文章の書き方を忘れそうになる…。今はMSCのO2いうところの「消耗単純肉体労働者」として働きながらも、細々と音楽聞いたり映画を観たり小説を読んだりで毎日をやりすごしてる。音楽はApplle Music、映画はTSUTAYA、小説は図書館中心。プロレタリアート。

今日はアキ・カウリスマキ『愛しのタチアナ』『浮き雲』を鑑賞。『浮き雲』の方が評価が高いみたいだけど、『愛しのタチアナ』の方が面白かった。ロード・ムービーで、ラブストーリーで、大いなるナンセンスの塊のような映画。ヌーベル・バーグに影響されたオフ・ビートな作風の作家といったらジャームッシュだろうけど、カウリスマキの方がギャグと音楽のセンスが合う(『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』はちょっと別格だけど)。