昨日、Qティップが自身のFacebookとInstagramにて、ATCQの新作のリリースを発表した。ほんの数日前に、アリが日本のメディアの取材に「伝説はシールドしたままの状態の方がいい時もあると思う」と答えたブログ記事がアップされていたけど、あのコメントは一体何だったのだろう笑。自分のインスタグラムでも色んなラッパーやプロデューサーがATCQの新作の知らせをシェアしていたけど、イモータル・テクニークのようなハードコアなラッパーまでもが興奮した様子で画像をシェアしていたのには驚いたし、ATCQがラップ・シーンに与えた影響の大きさを改めて思い知った。
そして何よりも嬉しいのは、この新作に今年急逝した、オリジナルメンバーであるファイフの新しいバースが入っていることだ。再結成後のATCQを追ったドキュメンタリー映画『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ』でのQティップとファイフの仲の険悪さを見た時には、こんな奇跡のようなことが起こるとは思いも寄らなかった。そのきっかけがパリの同時多発テロというのは、何とも皮肉なことだけれども。アルバムの客演には、バスタとコンシークエンスというお馴染みのメンバー。ジャロビも参加しているようだし、これこそ正に正真正銘のATCQのアルバム。新曲をひっさげてのツアーを見れないのは悲しいけれど、それでもアルバムの発売日である11月11日が待ち遠しい。
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