最終話とその後に流れる製作陣や出演俳優へのインタビューを見るに、単純にドラマ作品としてのクオリティだけでなく、「ティーンエイジャーの自殺を防ぐ」という大きな目的があった上で作られていて、見終わって思わず関心してしまった。ハンナの自殺シーンは、これまで見た映画やドラマの自殺シーンの中でも最も痛々しく、尚且つ自殺を全く美化していない。インタビューでプロデューサーが語っていた通り自殺は答えではなく、その先には何も無いのだというメッセージがしっかりと伝わってくる。ゲイ、レズビアン、ナード(オタク)、ジョックス(体育会系)、白人、黒人、メキシカン、エイジアンという登場人物の多様な構成もとても模範的。日本でも、リベラルな高校なんかでは教材の一つとして使えるのではないだろうか。たびたびジョイ・ディヴィジョンの曲が流れるのは、少し狙い過ぎな気もしなくはないが。
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